「キーボードってどんな種類があるの?」「キーボードの選び方を知りたい!」という疑問や悩みを持っていませんか?
そんな疑問や悩みを解消できるように、今回の記事ではキーボードを選ぶときのポイントをわかりやすく解説しています。
この記事は、以下のような方におすすめ!
新しいキーボードを探している方
キーボードの選び方に迷っている方
キーボードにはさまざまな種類があり、打鍵感や耐久度が大きく変わります。
この記事を読めば、キーボードの種類や特徴を知り、キーボードを探してみたくなると思います!
あなたにピッタリのキーボードを見つけて、快適なキーボードライフを過ごしましょう!
キーボードを使う場所やシーンを想像しよう!
キーボードを選ぶ上で一番大切なのは、どういう場所で、どういう目的で使うかをイメージすることです。
なぜなら、使う場所によっては周囲の人に迷惑をかけてしまったり、持ち運びに不便なキーボードを選んでしまう危険性があるからです。
例えば、カフェなど公共の場で利用する場合、当然ながら、軽くてコンパクトな商品を選びたくなるでしょう。
しかし、打鍵時にとてもうるさい音がでるキーボードを選んでしまったらどうでしょうか。
周囲に迷惑をかけてしまい、折角購入したキーボードを使いづらくなってしまうかもしれません。
だからこそ、まずご自身がどういう場所で、どういう目的で使いたいのかをイメージすることが大切なんですね!
公共の場やカフェで使う
この場合は、持ち運びに困らないように、コンパクトで軽量、そして、静音性のあるキーボードを選びましょう。
静かな場所であれば猶更ですが、カフェのような少し音がある空間でも、キーボードの音は思っている以上に響くためです。このような場所で使う場合は、静音性の高いキーボードがオススメです。
また、持ち運びしやすいように、コンパクトで軽量なものを選ぶとよいでしょう!
自宅で使う
自宅で利用する場合は、キーボードを選ぶ上で最も自由度が高い利用場所と言えます。
携帯性も静音性も考慮するに必要がないからですね。
ですが、もしご家族と一緒に住んでいる場合は注意が必要です。
後ほど解説しますが、メカニカルキーボードの青軸を選択した場合は、非常にカチャカチャとした大きな音が出ますので、一緒に住んでいる方のストレスになってしまう可能性があります。
是非、近くにいらっしゃる方へのご配慮をお忘れなきよう。
オフィスで使う
オフィスでキーボードを利用する場合は、絶対に考慮しなければいけないのは静音性です!
公共の場以上に、”音”に関してはシビアに配慮すべき場所ですね。
周囲の方の集中力を削いで生産性を低下させる恐れがあるからです。
同僚からの冷たい目線を浴びたくなければ、絶対に静音性の高いキーボードを選んでください。
そして次に携帯性ですね。最近ではリモートワークが普及し、毎日出勤することが珍しいというような企業もあると思いますが、出社頻度が高い方ほど携帯性も重要視したいところです。
折角新しいキーボードを購入したのに、使わなくなってしまっては残念ですからね。
ですので、オフィスで利用する場合は、必然的に、軽量コンパクトで、打鍵時に大きな音がしないキーボードを選ぶことになります。
キーボードのキータイプ種類を選ぼう!
代表的なキータイプには、メンブレン方式、パンタグラフ方式、メカニカル方式、静電容量無接点方式の4つがあります。
このキータイプによって、打ち心地が大きく変わるといっても過言ではないので重要なポイントです。
以下で、それぞれの特徴を説明します。
キータイプというのは、キーボードのキーの中にある機構のことで、キーを押したたら戻ってくるのは、この仕組みのおかげです。
キーを押す力、押し込む深さなどが変わり、いわゆる打鍵感が大きく変わってきます。
メンブレン方式
メンブレン方式は、最も普及しているキータイプで、キーの下にゴム製の半円パーツがあり、キーを押すとゴムの反発でキーを押し返す仕組みになっています。
デスクトップパソコンを購入した際にセットになってついてくるキーボードは、このメンブレン方式で作られたものがほとんどです。(ゲーミングパソコンの場合は、メカニカルキーボードがセットになっている場合があります。)
特徴としては、最も安価で、最も耐久性が低いです。
耐久性が低いといっても毎日使ったとして5年程度は使用できるように作られています。
ゴム製のパーツなので、劣化状況によって変わります。
パンタグラフ方式
パンタグラフ方式は、ノートパソコンのような薄型のキーボードによく使われています。
こちらもメンブレン方式と同じようにゴム製パーツを利用していますが、パンタグラフと呼ばれるひし形のパーツがキー全体を支えているのが特徴です。
キーを押すとパンタグラフが折れ曲がって沈み込み、跳ね上がる力でキーが戻される仕組みとなっています。
電車と電線の間にあるひし形の部品(パンタグラフ)が同じ仕組みとなっていてイメージしやすいのではないでしょうか。
特徴としては、パンタグラフがキー全体を支えているため、端を押したとしても全体が沈み込むので打ち間違いが少なく、薄型でも安定したキー入力ができます。耐久性は、メンブレン方式とほとんど変わりません。
メカニカル方式
メカニカル方式は、キーの下に機械式のスイッチとバネを組み合わせた軸と呼ばれるパーツがあり、押し込むとバネの跳ね返りで押し戻される仕組みになっています。
製品によっては、軸を交換することができ、様々な打鍵感や打鍵音を変えることができるので、好みのキーボードにカスタマイズすることができます。
そのため、メカニカルキーボードを選ぶ際は、どんな軸が取り付けられているのか確認する必要があります。
実際に打ち心地を確認してから購入するのが良いでしょう。
もしくは軸交換ができる製品を選んでおけば、後から交換して好みの軸を探すことができます。
特徴としては、軸交換によってさまざまな打鍵感・打鍵音を楽しむことができるカスタマイズ性と、独立した軸になっているので、もし軸が破損しても交換することで長く使うことができる点です。
価格については、機械式の機構により耐久性も高いので、パンタグラフ方式やメンブレン方式より高額になりやすいです。
カスタマイズパーツを購入すればその分コストが上がりまが、カスタマイズ性の高さは人気の理由です。
静電容量無接点方式
静電容量無接点方式は、名前からしても複雑さが伺えますが、キーを押すとバネ内部の静電容量の変化し、その変化量によってキーが押されたと認識され、内部のバネによって押し戻される仕組みになっています。
キーを押し込んでもキーボードの底面(電極シート)と接触しないので、最も疲れないキータイプと言われています。
特徴としては、無接点であることによる打ち心地の良さと、その耐久性です。
静電容量の変化でキー入力を判定するので、物理的な接触がなくとても耐久性が高いです。
また当然ながら値段が高額になりやすいですが、高いクオリティや耐久性を求められるような場面では、間違いのないキータイプです。
身近なところで言うと、セブンイレブンのATMに備え付けられている数字を入力するテンキーは、静電容量無接点方式を採用していることで有名です。是非、触れてみてその打鍵感を味わってみてください。
キーボードのサイズを決めよう!
キーボードサイズは、フルサイズキーボード、テンキーレスキーボード、コンパクトキーボードなどがあり、キーの数によって呼ばれ方が変わります。
また、100%キーボード、80%キーボード、65%キーボードなど、フルサイズキーボードのキー数をベースとして、キー数によって〇〇%キーボードと表現されることもあります。
個人的にはこちらの表現が分かりやすくて好みです。
キーの数によってキーボードの大きさも変わってきますので、持ち運び易さや、入力のしやすさに影響します。
利用シーンに合わせてサイズを選びましょう。
フルサイズキーボード(100%キーボード)
フルサイズキーボードは、テンキー付きのキーボードで、100%キーボードとも呼ばれています。
学校教育で利用されるパソコンや、デスクトップパソコンに備え付けられていることが多いので、誰もが一度は触れたことがあるサイズのキーボードです。
- メリット
- 複雑なキー操作をすることなく目的の入力ができます。
- 数字入力の多い事務作業がやりやすい。
- デメリット
- 比較的大型になりやすいので、持ち運びに適さない。
- マウスとの距離が遠くなり、腕の移動が煩わしい。
テンキーレスキーボード(80%キーボード/TKLキーボード)
テンキーレスキーボード(TKLキーボード)は、その名の通り、フルサイズキーボードからテンキーを無くした構造になっています。
フルサイズキーボードに比べて、キーの数が80%程度になっていることっから80%キーボードと呼ばれます。
- メリット
- キーボードとマウスが近くなるので、右腕を少しずらせばマウスにアクセスできる。
- デメリット
- テンキーがないので、数字入力を多く使う方には不向きです。
コンパクトキーボード(60%キーボード)
コンパクトキーボードは、フルサイズキーボードに比べてキー数が60%で非常にコンパクトです。
このサイズは、MacbookProなどのノートパソコンのキーボードサイズと同じです。
コンパクトキーボード程度のキーボードになると、大抵の場合、Fn(ファンクション)キーが付いています。
キーの数を犠牲にしているので、Fnキーと他のキーを組み合わせることで、目的の入力ができるようになっています。
慣れてしまえばなんてことないかもしれないですが、慣れるまではタイプミスをしてしまったり、煩わしく感じる方もいるかもしれません。
- メリット
- コンパクトで持ち運びしやすい。
- テンキーレスキーボードよりも、さらにマウスの距離が近い。
- デメリット
- Fnキーと組み合わせたキー入力が必要になる場合がある。
まとめ
今回の記事では、キーボードの種類と選び方ついて説明しました。
今回のポイントをまとめると、次のとおりです。
- キーボードを選ぶときは、利用環境を確認する。
- キータイプは、メンブレン、パンタグラフ、メカニカル、静電容量無接点方式の4種類がある。
- キーボードサイズは、キー数の割合〇〇%キーボードなど呼び名が異なる。
キーボードの種類や選ぶ際のポイントを知って、早速お気に入りのキーボードを探してみようと思っていただけたのではないでしょうか。
キーボードは利用シーンに合わせて使い分けたり、複数本を持つ方も少なくありません。
ぜひこの記事を参考にして、キーボードを探してみてください!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
キーボード選びは、使うシーンをたくさんイメージすることが大切
キーボードは現代の文房具と言われるほど、PC作業をされる方にとっては大切な道具です。
長く使うものだからこそ、打ちやすく、気持ちよく使えるものを選びましょう!
もし、迷って決められない時は、家電量販店で試打させてもらいましょう。
大型家電量販店であれば試打できる可能性が高いので、商品の取り扱いがあるか訪れてみてください。